世の中には薄毛になる人となりにくい人が存在します。
これまでの研究で薄毛になりやすい人の特徴もある程度分かるようになっているので、その特徴に当てはまる人は今は薄毛で無くても将来的に薄毛になる可能性があります。
そして、薄毛の治療は早ければ早ほど効果が期待できるので、薄毛の要素があるなら事前に知っておいて対処すると薄毛で悩まずに済むかも知れません。
そこで今回は、薄毛になりやすい人に見られる特徴などについて6つ紹介したいと思います!
薄毛やハゲる人に共通する6つの特徴とは?
薄毛になる人の特徴としては、以下の6つの特徴が見られます。
- 母方の親族に薄毛がいる
- 髪質が柔らかくなった
- 頭皮が堅い
- 基本的に体温が低い
- 日常的に睡眠が短い
- 神経質
① 母方の親族に薄毛がいる
薄毛は遺伝すると言われていますが、その影響は母方の遺伝子から受け継がれると言われていいます。
その理由として、薄毛の原因のほとんどがAGA(男性型脱毛症)と言われていて、AGAは通常の男性ホルモンが、DHT(ジヒドロテストステロン)と言う強力な男性ホルモンへと変化する事で進行します。
なので、このDHTホルモンを持つ人の遺伝子が子供に受け継がれると、その人も当然薄毛になって行きます。
しかし、その遺伝子を受け継いだのが娘の場合、女性なのでホルモンに異常が無い限り娘は薄毛にはなりません。
ただ、体質をつくる要素であるX染色体を受け継ぐのが女性な為、DHTホルモンを持つ遺伝子が息子に伝わってしまうと、その息子がAGAを発症するようになります。
だから、母方の祖父や親族がAGA型による薄毛の場合は、その遺伝子を母親が受け継いでいるので、AGAになる確率が高いと思われます。
対策法
もし、母方の祖父がAGA型の薄毛の場合は、将来的に薄毛になる確率が高いので早めに対策する事をおすすめします。
AGAの方はだいたいある程度若い段階から進行する事が多いので、少しでも髪に違和感があればすぐにAGA治療の無料相談などをチェックしてみて下さい。
AGA治療は早ければ早いほど効果があるので、薄毛になりたくないなら迷わずに早めに治療する事をおすすめします!
② 髪質が柔らかくなった
髪質というのはひとそれぞれなので、元から髪質の硬い人もいれば柔らかい人もいます。
なので、髪質が柔らかいからと言って薄毛になりやすい訳ではありません。
重要なのは元々硬い髪質だったのに、急に柔らかくなったと言う「変化」です。
柔らかくなったと言うのは、張りやコシが無くなったと言う事もできますし、髪が弱って細くなり柔らかくなったと言えます。
そして、髪が細くなるのは明らかにヘアサイクルの乱れで、髪が十分に成長してないと言う事なので、そのまま何もしないで放置していると将来薄毛になる可能性が高いと思います。
対策法
ヘアサイクルの乱れを治すには、以下の項目が良いとされています。
- アルコールや喫煙はなるべく控える
- 適度な運動をする
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを溜めない
AGA以外の薄毛の原因のほとんどは、生活習慣の乱れと言われています。
なので、髪質が柔らかいものに変化したと感じたならば、まずは生活習慣が乱れていないか確認して、乱れているようならそれを改善するようにして下さい。
私も以前、不摂生な生活をしていてかなり薄毛になりましたが、乱れた生活習慣を正しく改善したら半年くらいでだいぶ戻った経験があります。(完全に戻ったのは1年以上経ってからです)
なので、生活習慣の乱れは相当髪に影響があると私は思います。
③ 頭皮が硬い
頭皮は髪が生える土台なので、ここに異常があると致命的です。
特に、薄毛になる人のほとんどは頭皮が硬いと言われているので、今はまだ薄毛で無い人も頭皮の硬さは常にチェックしておく方が良いです。
チェックの仕方は、10本の指で頭皮全体を掴んで円を描くように動かしてみます。
それで、頭皮も同じように動いたら正常です。
しかし、円を描くように指を動かしてもほとんど動かなかったり、明らかに硬さを感じるようなら危険信号が出ています。
頭皮の硬さは血行の悪さにもつながるので、血行が悪いと髪に養分がいかないので抜け毛につながります。
ただ、これは通常の人の場合で、AGA型の方には逆効果になるようです。
と言うのも、AGAが原因で薄毛になる場合、抜け毛を増幅させるDHTホルモンが毛を作る毛母細胞に作用する事で髪が育たず途中で抜けるようになります。
なので、血流が増えるとDHTホルモンも頭皮にたくさん運ばれてしまい、抜け毛が増えるようになると言う事です。
昔の実験では、AGA型の人に髪に行く血流を一時的に悪くさせると髪が増えたとの報告がありました。
しかし、頭皮に行く血流をコントロール出来ない為にいずれは元に戻る結果となり、この方法は却下されたそうです。
対策法
AGA型では無い人で、頭皮が硬い方はなるべく毎日頭皮をマッサージするようにして下さい。
もみほぐす事で血行が良くなるので、血行が良くなれば頭皮も柔らかくなり好循環が生まれます。
ただ、爪を立てたり頭皮が傷つくような激しいマッサージは絶対にしないで下さい。
あと、市販シャンプーなどの刺激が強いものはなるべく避けて、無添加の石鹸シャンプーなどを使うのも良いと言われています。
そして、AGA型の人の場合はマッサージすると逆効果になる可能性があるので、自己判断せずにAGA専門の医療機関でアドバイスを貰うようにした方が良いと思います。
④ 基本的に体温が低い
基本的に体温が低い方は、体の代謝や血行が悪いので通常の体温の方よりは髪に養分が行き届きにくいので、薄毛になる確率が高いと言われています。
また、体温が低いと免疫力も低くなるので病気にもなりやすく、体全体が弱々しくなります。
そして、私の職場にいる薄毛の人に平均体温を聞いてみると、全員では無かったのですがだいたい通常の体温よりも低い体温でした。
一番多かったのが35.8度~36.0度で、日本人の平均体温は36.2度~36.5度なのでやはり少々低めだと思います。
もちろん、平均体温が高いのに薄毛の人もいるので絶対では無いですが、ある程度は関係するのでは無いでしょうか。
対策法
薄毛対策だけで無く、平均体温を上げる事は病気に対する免疫力を上げる事にもなるので、健康を維持する為にもなるべく取り組んだ方が良いと思います。
平均体温を上げる方法としては、男性であれば筋力をアップさせると筋肉は熱を作るので体温が上がりやすくなります。
しかし、筋力をつければ男性ホルモンも増えるので、やり過ぎには注意が必要です。
ただ、ボディービルのような筋肉をつけない限りはそれほど男性ホルモンも変わらないと思うので、健康維持の為に体を鍛える程度の筋トレは効果があると思います。
また、食べ物は青いものは体温を下げ、赤いものや黒い物は体温を上げる効果がありますので、なるべく紅茶や唐辛子、黒砂糖などを食事に摂り入れると良いです。
⑤ 日常的に睡眠が短い
髪の毛と睡眠はかなり重要な関係にあります。
と言うのも、髪の毛が成長するのは夜寝ている時だけなので昼間は成長しません。
なので、髪の毛が成長する時間帯に起きていては、ヘアサイクルが乱れてしまい髪の毛が十分に成長すること無く途中で抜けてしまうようになります。
薄毛になるほとんどの理由はこの「ヘアサイクルの乱れ」なので、特にAGA型はDHTホルモンの影響でこのヘアサイクルが乱れて薄毛になります。
なので、正直AGA型の場合はDHTホルモンをどうにかしないと薄毛の対策にはなりません。
しかし、それ以外は食生活や夜の睡眠不足でヘアサイクルが乱れて薄毛になっている場合が多いので、髪がしっかり育つように規則正しい生活は重要だと思います。
対策法
夜にしっかり睡眠をとるなど規則正しい生活を心がける事で、ヘアサイクルが元に戻り薄毛が治ったりします。
ちなみに、髪の毛が成長する時間帯は22時~2時の間と言われているので、なるべく早寝早起きする方が良いです。
私自身が規則正しい生活に戻すと、薄毛だったのが徐々に元に戻ったので間違い無いと思います。
⑥ 性格が神経質
性格が神経質な方は、何かと色んな事に敏感に反応してしまうので、ストレスを溜める事が多いと思います。
人のやる事なす事にいちいち反応していては、気が休まる事がありません。
そういったストレスを日常的にずっと感じていると、血管が萎縮して血行が悪くなり薄毛だけでなく、色んな体の病気を引き起こす原因になります。
なかなか元からの性格を変えるのは難しいと思いますが、ちょっと自分を客観的に見てみて、神経質な人間かどうか確認してみてはいかがでしょうか。
神経質な方はだいたい以下の項目に当てはまると思います。
- 人の評価が気になる
- 心配性
- 悩みが多い
- 完璧主義
これらのどれかが当てはまっていたりすると、わりと神経質な性格かも知れません。
対策法
性格を変える事は出来ませんが、まずはちゃんと自分が「神経質な人間」だとしっかり気付く事が重要だと思います。
気付かないで無意識に過ごしていると永遠に何も変わらないので、自分が「どんな事にイラついたりするのか」を客観的に見る事から始めれば、徐々に解決策が見えてくるのでは無いでしょうか。
とにかく、神経質な性格を治すには「客観的な目」を持って、「色んな事を許す」ように意識を向けていけばかなりイライラは無くなるように思います。
終わりに
薄毛になる条件は人それぞれなので、全ての絶対的な要因というのは無いと思います。
ですが、薄毛になる人の「ある程度」の特徴と言うのはデーターとしてあるので、あくまでも参考として対策に取り入れるにはいいのでは無いでしょうか。
ここで紹介した6つは、薄毛になる人にだいたいみられる特徴なので、もし当てはまるようなら改善するように取り組んでみてください。