誰でも薄毛では無く、いつまでもフサフサでいたいものです。
しかし、日々の生活の中で色んな条件が重なって、気付けば髪が薄くなっていたと言うのが世の中には多いのではないでしょうか。
もちろん、年をとってもいつまでもフサフサの方もおられますが、男性の7割~8割の方は将来的に薄毛になると言われています。
そんな中、薄毛になる前兆をいち早くキャッチして、早めに対処すれば薄毛になるのを遅らせる事も可能なので、今回は薄毛の前兆とその改善策について紹介したいと思います!
薄毛やハゲる前兆や兆候5選!
薄毛と言うのはある日突然薄くなるのでは無く、ちゃんとそうなる前に色々なサインが出てきます。
そのサインを見過ごし、そのままの生活を続けているとどんどん薄毛が進行していき、気付いた頃には手遅れになってる場合がほとんどです。
なので、ある程度薄毛になる前兆を理解して、そういうサインを見つけた時に適切な対処をしていけば、何もしないよりもかなり薄毛の進行は遅らせられるはずです。
その薄毛になる前兆や兆候とは以下の5つです。
- 髪の量が明らかに減ったと感じる
- 頭皮が痒くなり赤くなる
- 毛根の形や色がおかしい
- 髪質が変わった
- 抜け毛がやたらと多い
① 髪の量が明らかに減ったと感じる
人間の髪の毛の総数はおよそ10万本と言われています。
なので、髪の量は毛穴の数と1つの毛穴から生える髪の本数と、頭皮の面積で決まります。
健康な方の場合は、恐らく10代後半くらいはみんなほとんど同じ量なのではないでしょうか。
そこから生活環境や生活習慣、体質や遺伝などで個人差が出て来るのだと思います。
そして、髪はだいたい毎日洗うと思いますが、いつものように髪をセットしている時に、なんか「ボリュームが減った」と感じる事があるなら、それはある意味薄毛になるサインです。
例えば、散髪してスッキリさせても毛穴の数は変わらないので「ボリューム的に減った」とは感じないものです。
しかし、抜け毛で髪の量が減った場合は明らかに「ボリューム的に減った」と感じます。
これを確実に見極めるには、髪を濡らした時に地肌が見えるかどうかで判断できます。
髪を濡らしてもあまり地肌が見えなければ、髪の量は減ってないと言えます。
しかし、明らかに地肌が見える場合は確実に髪の量は減ってると言い切れます。
対処法や改善策は?
髪の量が減ったと感じる程度であれば、まだ初期の段階です。
なので、この時点で薄毛の原因になる事を潰して行けば、かなり薄毛の進行は止められるのではないかと思います。
ただ、遺伝的なものや体質など、変えられないものが原因で薄毛になっているのなら改善は難しいかも知れません。
しかし、生活習慣などが原因であればなるべくそれを改善する事で薄毛は防げるはずです。
生活習慣での薄毛の原因は以下の記事に書いてあるので参考にして下さい。
② 頭皮が痒くなり赤くなる
頭皮は髪の毛が生える土台なので、ここがダメージを受けると当然毛髪環境にも影響が出てきます。
そして、頭皮が痒くなる一番の原因としては、頭皮に雑菌が繁殖して痒くなっている場合がほとんどです。
その雑菌とは、あまり頭を洗わなかったりすると「皮脂」が溜まって酸化すると雑菌となり、炎症を起こすようになります。
また、その皮脂の根詰まりによって抜け毛が増えると言われています。
しかし、その皮脂を取ろうと頭をシャンプーで洗いすぎる事も、頭皮の痒みを誘発する原因となるので気をつけなければなりません。
頭皮にはある程度の皮脂も必要なので、洗いすぎると頭皮がカラカラとなり乾燥して痒くなる事があります。
また、毛染め液やパーマ液などが頭皮に付着する事で炎症を起こし痒くなる事もあるので、頭皮が痒かったり赤くなっていると薄毛になる危険性があると言えると思います。
対処法や改善策は?
毎日ちゃんと洗髪していて、皮脂の洗いすぎも理解しているのにもかかわらず、痒みがあって頭皮が赤くなっているのなら、何か別の原因があるかも知れません。
ひょっとするとシャンプーが原因かも知れませんし、毛染めをしてるなら毛染め液が原因かも知れないので、自己判断せずに迷わず皮膚科へ行かれる事をおすすめします!
その決断の遅れが抜け毛につながるかもしれないので、おかしいと思ったらすぐに行動するのも薄毛の大切な予防策です。
③ 毛根の形や色がおかしい
抜けた髪の毛の下の方を見ると、何か丸い物が見えるはずです。
それが毛根と言われるもので、その毛根の状態で今の髪の状況がだいたい分かると言われています。
正常な毛根は透明で丸く膨らんだ形をしています。
なので、抜けた自分の髪を虫眼鏡などで大きくして見て、毛根が透明で丸ければ正常なヘアサイクルで抜けてる髪だと分かります。
しかし、異常なヘアサイクルで抜けた髪の場合は、明らかに毛根の丸の形がおかしかったり、小さかったりします。
例えば、透明では無く白い付着物がある場合は皮脂が多く、黒い毛根はストレスが溜まって抜けたものだと言われているので注意が必要です。
そのような抜け毛が多く見られる場合は、ヘアサイクルが狂っている証拠ですので薄毛になる前兆と言ってもいいと思います。
対処法や改善策は?
抜け毛の毛根を見て、明らかに上記の特徴があるものばかりなら、その対策をすぐに始めるべきだと思います。
抜け毛で白い付着物がある場合は「皮脂」が多いので、なるべく油ものを控える食事を心がけるとか、黒い毛根は「ストレス」が溜まっているので、ストレスを溜めないように生活習慣を改善させる努力をするしかありません。
とにかく、面倒くさがらずにやれる限りの努力をするのが最大の薄毛対策だと思います。
④ 髪質が変わった
髪には人それぞれの「髪質」があります。
太くて天然パーマな髪質の人もいれば、細くてストレートな髪質の人もいます。
重要なのはその髪質が徐々に変化して、以前とは全く違った髪質になってしまう事です。
例えば、以前はかなり太く天然パーマのかかった髪質だったのに、だんだん以前よりも細く髪質もストレートに変わって行ったと言うようなら、薄毛になる前兆だと思います。
私の同級生もまさにその通りの段階を踏んで薄毛になりました。
その同級生はもともと天然パーマでかなりごつい髪質でしたが、しばらく会わないうちに気付けばサラサラのストレートになっていました。
「ストレートパーマをあてたのか?」と聞くと、「自然になった」と言っていました。
それから2年もしないうちにどんどん薄毛が進行して、会う度に地肌が見える面積が増えていき、最終的には丸坊主となりました。
(彼は薄毛など何も気にしておらず何の対策もしませんでした。)
なので、髪質の変化は明らかな薄毛の前兆だと言えると思います。
対処法や改善策は?
こちらもAGAなどの遺伝的なものや、元々の体質が原因であれば生活習慣を改善しても良い効果は得られないかも知れません。
しかし、生活習慣が原因なのであれば、それを改める事で改善する見込みはあると思います。
髪に悪い生活習慣は以下の記事に書いてあるので参考にして見てください。
⑤ 抜け毛がやたらと多くなる
人の髪はヘアサイクルで、だいたい1日100本くらいは抜けると言われています。
なので、洗髪時に髪がやたらと流れていってもそんなに気にする必要はありません。
しかし、ドライヤーで髪を乾かす時、今まで以上にその場に髪が抜けてる場合はとちょっと注意が必要です。
洗髪時にそこそこ髪が流れているのに、ドライヤーで乾かす時も髪が抜け落ちるのはちょっと抜けすぎかも知れません。
ただ、正常なヘアサイクルで抜け落ちてる髪の場合は心配ありません。
その見分け方は、成長しきっている髪か成長途中の髪かで判断できます。
髪の毛が生えると、成長期、退行期、休止期のサイクルで回っていきます。
成長期は2年~6年で髪が成長し、退行期は成長がだんだん弱くなる期間で2週間、休止期は完全に成長が止まった段階であとは抜けるのを待つ期間で3ヵ月くらいです。
このサイクルで抜け落ちた髪は、しっかりとした太さがあり見た目的にも健康的だと思うはずです。
しかし、異常なヘアサイクルで抜けた髪は、通常の物よりも明らかに細く弱くそして短いものが多いです。
なので、抜け落ちた髪を見て、やたらと細く短い髪の毛が多い場合は、明らかに薄毛の前兆と言えると思います。
対処法や改善策は?
こちらも生活習慣や生活環境が原因であれば、それを改める事で薄毛を止めたり改善させる事は出来ると思います。
なので、まずは今の自分の生活習慣は薄毛になる原因となっているのかをチェックして、当てはまるものがあれば改善して様子をみます。
正常なヘアサイクルが作られる生活環境なのにも関わらず、それでも抜け毛が減らないのであれば、その時はAGA型の薄毛などを疑った方がいいかも知れません。
抜け毛の原因となる生活習慣はこちらに書いてあるので見てみてください。
終わりに
薄毛の原因が生活環境の乱れが原因であれば、それを改める事である程度は改善されると思います。
みんな薄毛になればすぐに育毛剤などに目を向けますが、まずは自分の薄毛がAGAなのか生活習慣の乱れなのかを見極めてからそれに合った対処をするべきだと思います。
生活習慣の乱れが薄毛の原因なのに、それを改めないで育毛剤を使ってもほとんど意味が無いように思えます・・・。